「最近更新されないと思ってたら」ワンピースなどのネタバレサイトの運営者逮捕される
週刊少年ジャンプに掲載されている「ONE PIECE(ワンピース)」を中心として、人気マンガの画像を発売前にインターネット上にアップロードしたとして、沖縄県や秋田県、東京都などに住むネタバレサイトの運営者5名が著作権法違反の疑いで逮捕された。ネタバレサイトの運営者は3億円以上の広告収入を得ていたとされている。マンガの画像アップロードで摘発したのは初めてだという。
マンガを読み進めているとついつい知りたくなるのが、次の話の展開だろう。人気漫画のストーリーは上手く構成されていて、マンガを読み進めていると、ついつい次の作品の展開を知りたくなってしまう。本当によく出来ている。
手元に漫画本はないがストーリを知りたい。そういう時にWEBブラウザを開いて「ワンピース 878話」のように漫画の名前と次の話の回数を入力すると、ストーリーの展開やあるいは作中に登場するセリフの全文、さらには本の内容をキャプチャした画像などをアップロードしたサイト見つかることがある。このようなサイトは、いわゆるネタバレサイトと呼ばれる。
ネタバレサイトには、例えば以下のような様々な形態がある。
・公開(販売)された漫画のストーリーの概要を説明するもの。
・公開(販売)された漫画のストーリーの概要を説明し、次回以降の展望を予想するもの。
・公開(販売)された漫画のストーリーのセリフと状況を文章で転載するもの。
・公開(販売)された漫画の画像キャプチャをストーリー形式で転載するもの。
・公開(販売)前の漫画の画像キャプチャをストーリー形式で転載するもの。
今回逮捕の対象となったのは、販売前の画像付きでストーリーを説明したネタバレサイトで、著作権の違法性として一番大きいもの。このようなサイトの運営者は、マンガが全国に発売される前にしているフライング発売をしている店舗で一般よりも早く手に入れ、画像をアップロードすることでサイトを運営していたようだ。
しかし、ネタバレサイトには様々な形式があり、既に公開されたマンガの今後の展望を予想するようなサイトは、ネタバレの要素は大いに含んではいるが、一方で、そのマンガのコアな読者を盛り上げ、駆り立て、マンガの人気にひとやくかっている一面もある。どの範囲までが(逮捕されるほどの)違法性があるのか線引きが難しいところであるが、今回の逮捕は、ネタバレサイトの運営者にとって、大きな牽制になったことは間違いない。
ネット上のみんなの反応
( 'ω')ふぁっ、ジャンプは、駄目なのか…ゲームの、ネタバレサイトも危ないの?ʬʬʬʬʬʬʬʬʬʬ pic.twitter.com/CjWYiXRunZ